今日は友達とゲルトナープラッツ州立劇場(Staatstheater am Gärtnerplatz)
へ行ってきました。ビクトリエン市場を抜けて程近いこの劇場は席数約900と
バイエルン州立歌劇場の半分以下ですが、140余年の歴史をもつ劇場です。
宮廷劇場(現在のバイエルン州立歌劇場)に対抗して、市民のイニシアチヴで
創設された劇場だそうです。



(舞台の前はオーケストラピット。観客席中央の豪華な席がロイヤルボックス。
バイエルン州立歌劇場だと世界の要人が座ったりしますがここはどうでしょうね)
「え、またオペラ?」って思いました?ドイツの方は結構な頻度で見てますよ。
クラッシック鑑賞はスタンダードな長い冬の夜の過ごし方なんだそうです。
日本人が映画館行くくらいの感覚というか。…なんて偉そうに言ってますが、
私はこの前のバイエルン州立歌劇場立ち見とあわせても2回目ですが(^_^;)
ま、我が家にはTVも新聞もないし、娯楽に乏しいので許してください(笑)
この劇場はバイエルン州立歌劇場より敷居がちょっと低めな印象で、
子供連れもわりといました。
本日の演目はビゼーのカルメン。なんと立ち見で6ユーロ。
日本の映画より安い!(おいおい、値段の話ばっか…笑)
だってビックマックが3.10ユーロ、2個買えないんですよ(笑)
CD買うより安いじゃん!
今、日本円に換算して「マック高っ!」って思った方、ここの物価設定は
だいたいそんな感じだと考えていいと思います。
(ビックマック1個が1ユーロ160円で考えても500円弱…涙)
いちいち日本円に換算してるといちいちブルーになるので、節約しつつ
あまり考えないようにしてますけどねぇ。
さて話を戻しますが、もともとカルメンはフランス語の作品ですよね。
でもここは市民向けってこともあってなのかドイツ語で字幕なしで上演します。
まぁドイツでは一般的に映画館でもドイツ語に吹き替えちゃうらしいですけどね。
この日は高校生と思われる団体客が来てました。
上演中もすごくウルサイ…ドイツ人らしからぬマナーの悪さに、
オペラ常連の友人はかなりご立腹(>_<)幕間に先生らしき人がきて、
ガツンと言ったようで、態度がひどい生徒はでていっちゃいました(笑)
場面ごとに全員の衣装の色をそろって変えるという独特の演出が印象的な舞台でした。
そういえば、中国にいたときは京劇を何回か見に行きましたが、やっぱり
伝統芸能って面白いですよね。